中古マンション購入予定者は最初の内覧で必ず聞きなさい③

中古マンション購入予定者は最初の内覧で必ず聞きなさい③

今日は私が実際に遭遇した具体的な事例をもとに話をしてみたい。

不動産業者は面倒なことは誤魔化したり、嘘をついたりする

私を応対してくれた営業マンは笑顔のさわやかな青年風の人だった。知識や経験は劣るので、その部分の補足は彼の上司がしていた。つまり二人一組で私達家族を籠絡したわけだ。買った物件以外にもいくつか内覧したが、その全てできちっと車で送迎してくれた。質問も何でも答えてくれたかのように思えた。

しかし、未だにあれは嘘だったのではと思うことがある。

それは、住宅ローンの仮審査に時に起こった。私は、ネット銀行で最低金利のところで借りたかった。それは誰でもいっしょだろう。しかし、人には事情がある。そして、物件にも事情がある。低い金利で借りられない場合もあるということだ。

私はそれを相談した。まず、自分の年収や経歴について、それから物件が古いことについてだ。前者はいわゆる上場企業なんかだとローンの審査を通りやすいらしい。後者は古すぎて抵当に入れることができない物件であり、融資不相応と判断される可能性が高いらしい。(抵当というのは、銀行側は融資をする際に、物件を担保とすることだ。つまり、ローン支払いが滞ると物件は銀行のものになる)

私は事前に調べたそういう不安を不動産屋の営業マンに相談したのだ。

不動産業者は提携先の銀行とローンを組ませたい

不動産業者は自分達のメリットになることしかしない。まあ、当たり前だ。ビジネスであるのだから。しかし、それは私達には関係ないことだ。

不動産業者は銀行との折衝やローンに関するところでも手数料を狙おうとしているのだ。代行手数料というものに代表される。それらは数十万円規模の実りを彼らにもたらす。

ところが、私達が個人でローンの仮審査を進めることもできる。そうすると、不動産業者はその分の代行手数料を取れなくなるのだ。

だから、できるだけ購入希望者に自分でやらせないように仕向けてくる。

時間が掛かるのでオススメしませんとか言ってくる

結果的に不動産業者は癒着している銀行の融資をゴリ押ししてくる。もし、あなたが他行でのローン審査に進もうとしていたら、あの手この手の嘘と大袈裟により止められる。

「その銀行は時間がかかりますよ。最悪、その間に他の人が物件を買うかもしれません」

「多分その銀行だと希望額のローンは組めないので、こちらの銀行がいいですよ」

とか色々と言われる。それもこれも全て、自分たちの提携銀行とローンを組ませるためだ。恐らくだがそうすれば、物件を買う客と銀行の両方から手数料をせしめることができるのだと思う。

まとめ

今回は教訓として、住宅ローン審査は仮審査も本審査も自分でやるべきという内容だった。不動産業者に任せると、高い金利の銀行になってしまう。これは不動産業者が代行手数料をもぎ取りたいためだ。

もし、あなたがこれから家を買おうとしているのなら、是非、余裕と自信をもって住宅ローン審査に臨んで欲しい。