綾野製作所のキッチンボードにした理由
追悼、大塚家具
今はなき大塚家具で、私は綾野製作所という会社のキッチンボード(食器棚)を購入しました。新しい家のキッチンには収納のスペースだけが用意されていて、そこには備え付きの棚などが無かったため、購入するしかありませんでした。
事前にネットで調べてみたところ、キッチンボードには二大メーカーがあるらしく、「綾野製作所」と「パモウナ」がそれに当たる模様。
実際、大塚家具に行ってみると広いショールームのいっかくにある食器棚コーナーは上記の2大メーカーで二分されています。もちろん、その他にも色々なメーカーのものがあるのですが、数が違います。
担当の方も非常に熱心で、知識も豊富でしたので、大塚家具の騒動は非常に残念ですね。有明のショールームは広くて、家具を探すにはうってつけでした。
大塚家具だと商品名が違う
このページを見ると、キッチンの商品一覧が並んでいます。上から順番に、
- AX ベイシス
- PS プロージット
- SH シャンディ
- LX ラクシア
- CC コネクトプラス
- V バリオ
- TH/TK ステラ
となっています。確か、PSが一番高いシリーズ。AX>以下の順に値段が続きます。PSというのにしたら、サイズにもよるでしょうが、幅120cm、奥行き50cmのキッチン収納なら40万とか50万はくらだらないはずです。かなり高め。
上の同じラインナップで、家具屋によって呼称が違います。
- AX ベイシス ⇒ AX アークス
- LX ラクシア ⇒ LX リュクス
他のも違うのでしょうが、私が購入したものしか、案内できないので、上のような書き方になってしまいました。正直、消費者目線でいくと、ちょっと難解です。だって、大塚家具の呼称で、メーカーのHPを調べても、見つけにくいのですから。私のように、事情を知って初めて気がつくのが普通じゃないでしょうか。私は最初、型番落ちを大塚家具で売っていると勘違いしていました。古い製品をつかまされたのかと、憤慨したものです。
こういう細かい点に気が付かないから、経営不振なんじゃ? と思ってしまいます。(ちなみに、島忠ホームズとかも、呼称が異なるようです)
比較した結果、綾野製作所にしました
二大メーカーのパモウナももちろん比較しました。値段でいうと綾野製作所と同じくらい高いです。ただ、綾野製作所の方が、さらにもう少しだけ高い印象。それには理由があります。個人的に感じた、最大の違いは
綾野は細かい作り込みなど芸が細かいこと
だと思いました。だから、高くなるのです。私はそこが気に入りましたが笑
例えば、
- 引き出しが頑丈(ドイツ・ヘティヒ社製の引出し「イノテック・アティラ」)
- 床に触れる部分にも装飾し、フタとなっているためホコリの侵入がない(つまり、隙間がないので、棚の下にホコリがたまりません)
- 引き出しの中やあまり目につかない箇所も化粧(引き出しの中の板を留めているビスがネジ式です。他のメーカーはただ嵌め込むだけの金属があるだけ)
これが現在、設置している私の家のキッチンボードです。AXとLSシリーズを合わせて購入しました。天板は人工大理石にしたかったですが、値段が高いのと納期が一ヶ月以上かかるとのことだったので諦めました。
これで総額20万5,000円です。
かなり高いと思いましたが、細部へのこだわりから綾野製作所のキッチンボードを気に入りました。是非購入を検討されている方は、実物を見まくって比較してください。そうすれば、綾野製作所のキッチンボードの良さをわかってもらえるはずです。
気に入っているところ
全体的なデザインも気に入っていますが、具体的な箇所をいくつか挙げます。
デュアルソフトクローズシステム
これは安全上、必要だと思いました。(別になくても気をつけるだけなんですが・・・)扉をスライドで開ける際、最後の数センチが、緩やかに開きます。反対に閉める時、最後の数センチで緩やかに閉まります。どんなに強くやっても、このシステムは効いています。ガシャンと音を立ててしまることもありませんし、指を挟んで怪我をすることもないでしょう。このシステムを無駄に気に入っていて、何度も開けたり閉めたりしています。
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