独学で十分!総合旅行業務取扱管理者の試験と勉強・対策について。

独学で十分!総合旅行業務取扱管理者の試験と勉強・対策について。

去年くらいからだろうか、資格試験にはまっている。今年は特に、在宅ワークということもあり、試験勉強の時間も確保しやすかった。そういう人もきっと多いハズ。

どうせ取得するなら国家資格がいいと思い、今年は「総合旅行業務取扱管理者」の試験を受けることにした。

結論を書くと、十分に独学で一発合格可能であり、大変ではないと思う。

コロナで旅行に行けない分、旅行気分を味わえる手段としてもオススメだ。

試験当日について

今年はコロナ対策のため、会場が複数に増えたそうだ。私は早稲田大学で受験することになった。

総合旅行業務取扱管理者

午前11時の試験開始だが、説明等があるので集合時間は10時半だった。会場は10時から開けていたそうだが、検温をしているせいで、長蛇の列だった。少しギリギリに入るくらいが、逆にいいのではないだろうか。

総合旅行業務取扱管理者

検温+消毒だ。係員の指示に従って、教室に向かう。全国どこもこんな感じなのではないだろうか。

途中退室可能

1限目(業法・約款)も2限目(国内旅行実務・海外旅行実務)も開始30分から最後10分まで途中退室が可能だ。2限目は時間いっぱいまで回答と見直しに時間が要るのが通常かと思うので、途中退室はしない人が多い。

1限目に関しては、昼休憩が1時間程度しかないので、個人的には見直しが済んだら、さっさと退室することを勧める。さっさと昼飯を食べてから、午後の試験の最終チェックに勤しんだ方がいい。

観光資源最後のチェックとTwitterチェック

非常に個人的な意見ですが、試験当日は十分に仕上がっていると仮定して、復習に時間を割くよりも、不完全な知識を強固にしたり、新しい知識を薄く浅く仕入れておくのがいいと思う。

特に簡単にできるのは、観光資源に関するチェックだ。問題集やテキストの今までテキトーにしか読んでいないとこなどを一通り目を通しておこう。それだけで選択肢の削除に役立つのだ。実際私は、タヒチの島を試験直前に目にしたおかげで、そういう選択肢が出て、対応ができた。

あと、Twitterを目にするのもオススメだ。「総合旅行」とでも打って、出てくるツイートを拾うだけでいい。というのもたまに、マニアックな知識や問題をつぶやいている人がいるのだ。

このウポポイは時事問題的なところがあり、テキストや問題集には載っていなかった。私はこのツイートでウポポイを知り、北海道の最新の観光スポットというのがわかったのだ。そして、無事に試験当日回答できた。

問題用紙と資料

総合旅行

こんな感じ。大きいサイズで見やすい。

試験対策

基本的にテキスト+問題集でいい。時間がない人なら、思い切って問題集だけでいいかもしれない。

勉強時間

人によりけりだろうが、出願が終わる8月頭から始めても十分間に合う。時間に余裕があるならGWくらいからゆっくり始めるのもありだ。

テキスト

総合旅行

ユーキャンの国内・総合旅行業務取扱管理者 速習レッスン

という本1冊で十分だ。例年新しいのは4月に出る。

なので、2021年4月に令和3年度・2021年度試験用の本を買おう。後述するがテキストを丁寧に読み込む必要はない。章ごとにある問題も適当にやるだけでいい。あくまで感じを掴むのみだ。そのため時間がない人はテキストは不要だと思う。問題集を繰り返しやりまくって知識を定着させればいい。

合格基準は6割なのだ。完璧にする必要はまったくない。

きちっとした旅行関係者の人はちゃんと勉強してくれ。資格だけが欲しい人は効率よく勉強すればいい。

問題集にない知識はテキストで(都市コード・空港コード・時差エリア・シェンゲン協定国・ユーロ導入国)

問題集に網羅や一覧がない知識がたまにある。それはテキストの中にあるのでそれだけは覚えておきたいところだ。

総合旅行

↑の画像は空港コードだ。実際にはもっとあるが、せめてこのテキストにある分だけでも暗記しよう。それだけで試験日当日に対応できる。できない場合、その問題は捨て問である。ほとんどの受験生は回答できないのだ。

総合旅行

覚えにくいものは○印を付けたりしていた。涙ぐましい努力のあとである。何度も書くがこれだけ覚えておけばOKだ。令和2年(2020年)の総合旅行の試験ではネパール航空(RA)というのが出て、対応できないという人が多かったと思うが、それは皆同じである。

逆に、5〜10点のためにこんなもの覚えてられるか!という意見もあろう。それもまた正しい。時間がない人は都市コード・空港コードは勉強から割愛しよう。

個人的には5点や10点を暗記だけで確保できるので、暗記の”コスパ”は良いと思っている。

総合旅行

これは問題演習や過去問を繰り返す中で色々な地域に触れられるため自然と覚えるかもしれない。各都市のGMTを出したり、サマータイムを考慮するのに都市の大体の位置を把握しておかないといけない。大きく3エリアが重要だ。

  • アメリカ
  • カナダ
  • オーストラリア

アメリカは重要な都市は常識的にわかるだろう。例えばロサンゼルスは西(Pacific Time)だったり、ニューヨークは東側(Eastern Time)みたいな。では、デンバーは?デトロイトは?と聞かれて、わからないなら覚える必要がある。

続いてカナダとオーストラリアだが、観光資源の問題と絡めて地図上の位置を覚えてしまえば対応可能だ。オーストラリアだとパースという都市がやたら出題される傾向が強いのだが、パースはオーストラリアの西にある。それに付随して、鉄道や観光資源を覚えていこう。これは暗記というよりも問題集と過去問演習の中で、何度も出てくるので無理する必要はない。必ず自然に身につくはず。

シェンゲン協定についても一言。主要国はイギリスとアイルランドだけ非加盟と覚えておこう。また主要国のEU非加盟国は4つ(アイスランド、イギリス、スイス、ノルウェー)、これだけ覚えておけばいい。余裕があればユーロではない貨幣と国も覚えよう。ハンガリーはフォリント、ポーランドはズロチ、クロアチアはクーナ、ブルガリアはレフ、ルーマニアはレイ。これだけ知識があれば、選択肢の消去ができるはず。

あと、ビザ必要国・・・。全部は無理なので、有名所だけでも覚えよう。インド、ネパール、スリランカ、ブータン、カンボジア、ロシア、オーストラリア、エジプト、マダガスカル、ジンバブエ、ケニア、タンザニア等。これだけで十分、選択肢を消して正解にたどり着けるだろう。

問題集

総合旅行

私はテキストは必要箇所以外は読み飛ばしたので、かなりキレイだった。しかし、この問題集に関しては繰り返し利用したのでカバーも取れてボロボロになった。

ユーキャンの総合旅行業務取扱管理者 過去問題集

で旅行業法及び約款は十分に合格点が取れる。何度も書くが6割でいいのだ。これ以上知識を足す必要はない。

少し危険だが、最新の知識でなくても、特定の問題数問が取れないだけで、合格水準には達するだろう。定番問題は少し形を変えたり、全く同じ形式で出てくることがある。それらを拾っていくだけでいいのだ。それで合格だ。

2〜3周目で大体合格点圏内になるんではないだろうか。

国内旅行実務のJR・国内航空のところも基本問題だけ押さえておけばいい。海外旅行実務の運賃計算も資料の見方に慣れたら十分だ。

海外旅行実務の運賃計算について、テキストではよく「マイレージ計算とHIPチェック」に関しては入念に説明を入れてくる。そのためこの単元が難しいのではという誤解を生んでいるような気がする。基本的に自分で計算したり、考えることは少ないというのが、私の考えだ。なぜなら全て、選択肢の中で解決してくれているから。

この問題集も例年4月に最新化される。令和3年度(2021年度)の総合旅行試験を受ける人は、2021年4月に最新版を買おう。

総合旅行

最も勉強時間を割いたのが、この本だ。といっても繰り返しやるだけ。国内・海外の観光資源に関わる問題集だ。過去問の中から定番問題を厳選してある。この本で8割はいけるのではと思う。残りは奇問・難問の類だ。

ユーキャンの旅行業務取扱管理者<観光資源(国内・海外)> ポケット問題集&要点まとめ【47都道府県&35の国・地域の地図つき】

例えばだが、香嵐渓と聞いてあなたは何県の観光資源かわかるだろうか?同じく寒霞渓はどの県? あと温泉地もよく出る。温泉津温泉の読み方は?場所は?

香嵐渓は愛知県。寒霞渓は香川県の小豆島。温泉津温泉はゆのつと読み、島根県にある。

私は全く知らなかった。ただこの本をやるだけで、そういった頻出問題を完全にカバーできた。

世界の観光資源も同様だ。ブッダに関する問題が近年よく出るのだが、令和2年の問題でも、そのまま出題されて笑ってしまった。いわゆる4大聖地問題。定番過ぎて、覚えるのが億劫なのだが、このように覚えていれば得することもある。生誕の地は?悟った地は?説法の地は?入滅の地は?この4つを覚えておくだけ。令和2年で出たから、令和3年(2021年)はもう出ないかもしれない。いや出るかもしれない。それは誰にもわからない。ブッダだけが知っている。

生誕の地は「ルンビニ」、悟りは「ブッダガヤ」、説法は「サールナート」、入滅の地は「クシナガラ」だ。余裕があれば8大聖地とか、他の宗教的偉人の地域を覚えるのもいいかもしれない。

よくネット検索すると、「旅行会社のパンフレット」を見るべきというのがあるが、そんなの非効率なので観光資源・地理はこの1冊で十分だ。満点を狙うのではなく、その手前でいいのだ。合格は6割だし、少しこの分野を得点源にして8割ほど取りたいのであっても、この1冊で十分だ。テキストにはより詳しく書いてあったりするので、時間があればテキストに戻ればいい。

過去問について

総合旅行

あえて、古いものをメルカリで探して購入した。というのも最新の過去問(私の場合は令和元年の問題)は上の方で取り上げた問題集に付いている。だから、過去問題集の2020年版を買うより、2019年版を買った方が昔の問題に当たれると思ったのだ。

ただ、このTAC出版から出ている過去問には欠陥が・・・。解説がクソすぎるのだ。特に海外旅行実務の航空運賃計算のところ。なぜその選択肢はダメなのかを知りたいのに、情報を割愛しすぎている。結局、自分で色々調べる羽目になる。時間の無駄だ。

だから、過去問題集はお金があれば買おう。

数年分は、試験主催者であるJATAの公式サイトから落とせる。無料だ。これで十分なのではと思う。解説はないが、有料で買っても薄い解説なので、なくてもいいだろう。

You Tubeが意外と便利

独学の希望というか時代というか、無料でYou Tubeに解説動画を載せてくれている予備校の先生がいる。そういうのを見ながら、過去問の補助として活用させてもらうといいだろう。

この先生の説明がわかりやすかった。まじで無料で色々解説してくれているので感謝だ。この先生の声がまた聞きやすい。見てくれも柔和であり、この先生の授業を受けている人はみんな合格したのではないだろうか。富田先生という先生。

国内旅行試験で演習

時間に余裕があればでいいが、総合旅行の前月に国内旅行業務取扱管理者の試験が例年行われる。ここに出てくる問題を解くことで、国内旅行実務や旅行業法、約款の理解度や得点力が自ずとわかる。私の場合、9月に実際、何年か分と令和2年の最新分を解いてみて、「あ、これはいける」という自信を得ることができたのだ。

奇問・難問・捨て問は対策不要

復習すらいらない。例えば、令和2年の試験問題にネパール航空の2レターコード「RA」が出たが、こういうのはわからなくていい。捨て問だと思う。運良く選択して正解したら、ラッキーくらいに思えばいいだろう。

合格は6割の得点でいいということを忘れてはいけない。

時事問題すらも解けなくていいだろう。(今年だとNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の明智光秀の関するお寺問題)

宅建試験との比較

私は宅地建物取引士資格試験にも合格しているのだが、その宅建と比較して総合旅行の資格はどうかメモを残しておきたい。

私個人の感覚で言うと、宅建の方が難しかった。参考書や問題集の”太さ”は両者ほぼいっしょと考えてもいいのだが、宅建の方が

  • 合格に7割ほど点が必要(50点満点中35点程度)
  • 民法の法律知識が問われる

大きくこの2点により、難しいのではと思った次第だ。総合旅行では6割の得点で合格になるし、民法レベルの法律知識はまず問われない。

問題の量と試験時間は総合旅行の方が多いし、長いのだけれども反復学習で短期間に確実に身につくことなので難易度をあげる要因ではないと思う。

どちらも問題集と過去問をやれば確実に短期間で合格できる試験であることに間違いはない。