我が家が賃貸をやめて中古マンションを買った理由。

最初は賃貸派でした

私は今年の6月に中古マンションを買うまで、賃貸マンションに住んでいました。ただ漠然と毎月非常に高い家賃を払ってました。家賃は凡そ18万円で、2年間にわたって払い続けていました。（それ以前は独身だったので、もっと安い家賃のところでした）

探しだしたら、即決

家賃が高額であるという問題意識は夫婦ともに持っていたので、実際に家購入に至るまではとても短かったです。

• 5月某日　ネット検索　その日に内覧へ（不動産屋は早い）
• 内覧した物件は、安さに惹かれたが、あまり良くなかった
• 夜、その不動産屋よりメールにて、多数の物件情報をもらう
• 翌日、再び内覧へ。2つの物件をみる。そこで購入物件に出会う
  • その時から、仮申し込み、仮審査・本審査用の書類準備が怒涛のごとく始まりました

正味2日で、購入意思を表明しました。良い物件はすぐになくなる（他の人が購入する）というのは何となく理解できましたし、賃貸時代にも内覧後に迷っているとすでに他の人が契約してしまったというのはある話だったので、印象と直感にまかせて即決したのです。夫婦ともに物件運は強い方だという根拠のない自信もありました。

購入に至る経緯は以上ですが、決断するのに後押しとなった理由を改めて下にまとめてみました。

理由①：賃貸マンション更新のタイミングが到来

きっかけは、更新のタイミングです。これが一番大きいかもしれないです。もし、それがなければ惰性でずっと同じ家に住み、娘の部屋が必要かな？と思った時に引っ越すかも、程度にしか考えていませんでした。家賃が大体18万なので、更新費用もほぼ同額です。それは無駄金じゃなかろうか、と考えたのが始まりでした。

ちなみに、同じタイミングで家賃交渉もしましたがダメでした。少しでも減額してもらえるなら、残留してやるぞ、という態度で臨みましたが応じてくれませんでした。今考えると、家賃というコストにはない魅力がマンション購入には存在しているので、賃貸を更新しなくてよかったと思っています。

18万円×24ヶ月（2年間）＝432万

を今まで払ってきたことになり、次の2年間も同じことを繰り返すとなると、その額は800万円をゆうにこえます。800万円もあれば、マンション購入の初期費用や頭金にも充当できるのではないでしょうか。

理由②：家賃は費用、ローン支払いは資産

上に書きましたが、家賃はコストでしかありません。何十年に渡って支払っても、出ていくだけのお金です。それよりは、投資と同じように、積み立てていく資産になれば月々の支払いも我慢できるはずですし、家計的にも意義があることです。住宅ローンを組めば、確かに負債を抱えることにはなります。（企業でいうところの貸借対照表の負債勘定に大きくのしかかりますが、同時に資産の部には持ち家が入ることになります）しかし、それはコストではないので、企業でいうところの損益計算書には余裕が生まれます。利益体質になるということですね。家族の収支、いわば家計を財務諸表感覚でみると、賃貸か持ち家かの違いがはっきりわかります。

もちろん住宅ローンを借りて、長期にわたって返済していくことはリスクも伴います。結局、賃貸がいいのか、持ち家がいいのかという議論や言説は、リスクと上にあげた考え方のバランスによって結論が出るのかと思います。

私の場合は、固定資産税や修繕積立金、管理費の上昇や変動金利の大幅な上昇まで加味し、さらに自分の仕事が激減した場合なども想定して、あらゆるリスクを考えて計算した結果、マンションを購入した方が良いという結論を得ました。35年という長期ローンですが、賃貸に同程度を払い続けるよりもお得という試算を採用したわけです。（住宅ローン等についてはまた別の記事を書こうと思っています）

理由③：子供が生まれた

3番目にあげていますが、心境の変化としてはこの理由が一番大きいかもしれません。子供が生まれ、家族が増えると「このままでいいのか？」という心境になります。お金に対して上記のような保守的な考えが芽生えるのもこのためかもしれません。将来仮にもうひとり子供が生まれると、以前の賃貸では明らかに手狭な印象でした。それならば早い段階から手を打とうと。

理由④：良い物件に巡り会えた

これは結果論でしかありませんが、物件探しに苦労することなく、すんなりと今の家に決めることができました。立地も間取りや広さも希望通り。そして、物件価格が相場に対して、とても安い。それには大きな理由があるのですが、「中古マンション購入の是非」に関してはまた別の機会に書こうと思います。（個人的にはマイナスだと思っていませんが、正確には思いたくないだけかも笑　かなり築年数が経っているのです）